松井工業は、建築用鉄骨を「一貫性」する
業界屈指の鉄骨ファブリケータ―です。
松井工業の最大の特徴は、鉄骨製造の設計から、製造、現場施工まで、自社で一貫して行っていることにあります。一般的な建築鉄骨製造工場(鉄骨ファブリケーター)の多くが外注している一次加工(切断・孔あけ等)も自社工場で行っており、すべての工程をトータルで対応します。
鉄骨造りに情熱を燃やすプロフェッショナル達が多数存在します。
それぞれが建築士、鉄骨製作管理技術者、建築鉄骨製品検査技術者、建築鉄骨超音波検査技術者、溶接技能者など、建築および鉄骨製造に不可欠な資格を有しており、連携をとりながら一つのモノを創り上げていきます。これにより高品質の製品を安定的に提供することができ、複雑化・多様化する建築物に合わせて柔軟に対応することが可能です。
また、設計から工務まで自社内の各部者が連携することにより、納期についても出来る限りご要望に対応させていただきます。
部署紹介
営業部
お客様から情報を収集し、受注につなげるのが営業部の業務。
取引先のほとんどはゼネコン(総合建設会社)です。まずはお客様から頂いた設計図をもとに使用鉄骨の重量、各工事の付帯項目等を拾い出し、見積書を作成。受注後は、お客様との橋渡し役として、誠実な対応で信頼関係を築いていきます。
現在、関東エリアを中心に海外事業にも進出しています。
設計部
受注した物件の構造図・意匠図をもとに弊社工場で製作するための鉄骨施工図を作成。専用CADおよび汎用CADを駆使し、合わせて現寸部材発注リスト・段取り作図工程表も作成します。
図面を作成するに当たってはお客様との綿密な打ち合せが必要です。社内においても工場の各工程の状況を把握し、よりスムーズな製作体制に持ち込めるよう調整しています。
また、このたび新たなソリューションとしてBIM(Building Information Modeling)対応の専用CADを導入。この新しいワークフローを用いることにより、ロスタイムの減少、各工程間の円滑化など、業務の効率化および生産性の向上をめざしています。
製造部
弊社の製品および製作工程全般を総合的に管理する部署です。発注先とすべての部署を結ぶハブ(HUV=集積装置)のような役目を果たし、資材仕入れから完成・出荷まで全体の流れをコントロールしながら製作マネージメントを行います。モットーは「品質維持」「安全徹底」「納期厳守」。具体的には以下の業務があります。
- 現寸部材発注リストの製作指示、納期指示
- 製作工程表作成
- 工場製作段取り(効率的な作業工程配置、人員計画、スケジューリング)
- 製品検査のコーディネート
製造部(工場制作)
ライン班 | 形鋼の孔あけ、切断、摩擦面処理など |
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梁溶接班 | 梁部材の溶接作業 |
柱溶接班 | 柱部材の溶接、大組ロボット溶接 |
仕口班 | 柱部材の組立、天吊ロボット溶接 |
柱組立班 | 柱工場にて柱組立作業 |
PL班 | 鋼板の孔明け、切断、摩擦面処理など |
梁組立班 | 梁工場にて梁組立作業 |
資材課
松井工業の製品を作るうえで必要な材料を商社・シャーメーカー等から調達する部署です。おもに以下の業務を行っています。
- 積算見積もり業務
- 製造部門からの発注書をもとに材料を手配・発注
- 材料の納期の管理および品質の管理
- 材料の入荷チェック、受入れ検査
- 材料のトレーサビリティ
キーワードは、「品質」「価格」「納期」。「品質」を高いレベルで保ちながら、「価格」を抑え、製造部が要求する「納期」に可能な限り応えることを重要視しています。また、大きな金額を扱う部署であるため、市場価格に影響を及ぼす世界情勢や景気動向にも常に目を向けています。
品質管理部
製品の品質管理を行う部署です。製作物が注文通りの寸法・品質に仕上がっているかどうか、高度な技術を駆使して厳重にチェック。おもに以下2つの検査を行います。
製作寸法検査
納品する製品が正確な寸法で仕上がっているかを確認。
溶接部検査
- 外観検査:外観がきれいに仕上がっているかを目視で確認。
- 内部検査:溶接部内部に欠陥がないかどうか、非破壊検査(超音波探傷検査)にて確認。
また、図面通りに仕上がっているか、たとえ図面通りでも過去の事例等から懸念される点はないかなど、多方向から入念にチェック。詳細な項目を記載した品質管理書類を作成して厳しく管理しています。
工務部
松井工業の業務は工場においての鉄骨製作だけではありません。完成した鉄骨を建設現場まで運び、建てるまでが業務。そのパイプ役として指揮をとるのが工務部です。具体的には以下の業務があります。
- 建方計画検討、作成
- 現場作業人員、作業重機の手配・管理
- 鉄骨の現場搬入
- 鉄骨建方およびボルト合番、現場溶接管理
- 精度検査、精度管理
常に意識しているのは、より早い時期からの計画スタート、丁寧で緻密な段取り。これらを徹底することでより正確でスムーズな現場作業・管理が行えます。また、いついかなる時も『安全』を最優先事項として徹底しています。